- 「DX(デジタルトランスフォーメーション)が重要だとは聞くけれど、何から手をつけていいか分からない…」
- 「うちは中小企業だし、専門の担当者もいない。パソコンも正直苦手で…」
大阪府下で日々奮闘されている中小企業の経営者様やご担当者様から、このようなお悩みをよくお伺いします。
しかし、ご安心ください。DXへの第一歩は、決して難しいものではありません。大切なのは、壮大な計画を立てることではなく、自社の課題を正しく理解し、簡単なステップで始めることです。
この記事では、AI活用・DX化サポートを行うMAKUL(メイクル)が、専門知識がない方でも今すぐ取り組める「DX計画の立て方3つのステップ」を、具体例を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、「DXって、うちでもできそうだな」と思っていただけるはずです。
ステップ1:「なくしたい業務」と「増やしたい時間」を書き出す
DX計画の最初のステップは、パソコンを開くことではありません。紙とペンをご用意いただき、現状の業務を「見える化」することから始めます。
なぜなら、多くの企業がDXで失敗する原因は、目的が曖昧なまま「とりあえずツールを導入してしまう」ことにあるからです。AIやITツールは、あくまで課題を解決するための「手段」であり、導入そのものが目的になってはいけません。
まずは、以下の2つの視点で、思いつくままに書き出してみてください。
1. なくしたい・減らしたい業務
日々の業務の中で、「これは時間がかかるな」「面倒だな」「もっと楽にならないかな」と感じる作業は何でしょうか?
- 毎日2時間かかっている請求書や見積書の作成
- 月末に3日間つきっきりになる経費精算と給与計算
- 過去の書類を探すのに毎回30分以上かかっている
- 担当者しか分からない業務があり、その人が休むと仕事が止まる
- 手作業でのデータ入力と、その後のダブルチェック
2. 増やしたい時間
もし、上記の「なくしたい業務」が効率化されたら、空いた時間で何をしたいですか? ここを考えることが、DXの本当の目的を見つける上で非常に重要です。
業務効率化の先にある「生まれた時間を何に使うか」を考えることで、DXは単なるコスト削減ではなく、未来への投資へと変わります。
- 新しい商品やサービスの企画を考える時間
- 既存のお客様へのフォローや、関係性を深めるための時間
- 会社の将来について、社員とじっくり話し合う時間
- 新規顧客を獲得するための営業戦略を練る時間
- 社長自身がトップセールスに集中する時間
このステップの目的は、自社の課題と、その先にある理想の姿を具体的にすることです。完璧でなくても構いません。まずは頭の中にあるモヤモヤを書き出して、整理することから始めましょう。
ステップ2:課題解決の方向性を決める(効率化か、売上向上か)
ステップ1で課題が「見える化」できたら、次にその課題を「何のために」解決するのか、DXの大きな方向性を決めます。
方向性は、大きく分けて2つあります。
1. 守りのDX:徹底的な業務効率化
ステップ1で書き出した「なくしたい業務」をITやAIツールで自動化・効率化し、コスト削減や社員の負担軽減を目指す方向性です。
- 目的: 時間的・金銭的コストの削減、人的ミスの防止、労働環境の改善
- 具体例:
- 会計ソフトを導入して、経理業務を自動化する
- 社内の情報共有ツールを統一し、書類探しの時間をなくす
- 勤怠管理システムで、給与計算の手間を大幅に削減する
2. 攻めのDX:新たな価値創造による売上向上
ステップ1で考えた「増やしたい時間」を確保し、それを売上アップに繋がる活動に投資していく方向性です。
- 目的: 新規顧客の獲得、顧客単価の向上、新サービスの開発、競争力の強化
- 具体例:
- 顧客管理ツール(CRM)を導入し、営業活動を効率化・高度化する
- Webサイトからの問い合わせを増やすためのマーケティングツールを活用する
- 蓄積されたデータを分析し、顧客ニーズに合った新商品を開発する
多くの中小企業様にとっては、まず「守りのDX」で社内の体制を整え、そこで生まれた時間やリソースを「攻めのDX」に繋げていくのが現実的で成功しやすい進め方です。
大切なのは、「業務が楽になって良かった」で終わらせないこと。効率化の先にある「会社の未来」を見据えることで、DXは初めて爆発的な効果を生むのです。
AIツール活用の具体例
DXを進める上で、AIツールは強力な武器になります。ここでは、多くの企業で活用されている代表的なツールを3つご紹介します。
ツール名 | できること(例) | 解決できる課題 |
---|---|---|
ChatGPT | ・メールやブログ記事の文章作成 ・アイデアの壁打ち ・情報収集、要約 |
・資料作成にかかる時間の大幅な短縮 ・企画立案のサポート |
Notion | ・社内マニュアルや議事録の管理 ・プロジェクトの進捗管理 ・顧客情報の一元管理 |
・情報が属人化するのを防ぐ ・社内の情報共有をスムーズにする |
Slack | ・部署やプロジェクトごとの情報共有 ・各種ツールからの通知集約 ・スピーディーな意思決定 |
・社内のコミュニケーションを活性化 ・メールの確認漏れや返信遅れを減らす |
コメント:
「まずは低コストで始めたい」「今あるツールを最大限活用したい」という企業様には、Google Workspace(Gmail、スプレッドシート、Googleドライブなど)の機能を最大限に活用するだけでも、大幅な業務効率化が可能です。MAKULでは、高価なツールを導入するだけでなく、現在お使いのツールを最適化するご提案も行っています。
ステップ3:専門家に相談し、具体的なツールと費用を把握する
課題と方向性が明確になったら、いよいよ具体的な実行計画を立てるステップです。しかし、ここで多くの企業が次のような壁にぶつかります。
「自社の課題に合ったツールがどれなのか分からない…」
「料金体系が複雑で、結局いくらかかるのか不安…」
「導入した後のサポートはしてもらえるのだろうか…」
このような時こそ、私たちのような外部の専門家を頼ってください。
専門家に相談する最大のメリットは、無数にある選択肢の中から、御社の状況や目的に最適な「最短ルート」を見つけられることです。自己流で進めて時間とコストを無駄にしてしまう前に、一度プロの視点を取り入れることをお勧めします。
私たちMAKUL は、単にツールを提案するだけのコンサルティング会社ではありません。私たちが大切にしているのは、お客様の心に「寄り添い」、まるで「専門知識のある一社員」のように、同じ目線で課題解決に取り組むことです。
- 現在の業務フローを一緒に分析し、本当に必要なものと不要なものを見極めます。
- できるだけコストを抑え、かつ効果的なツールをご提案します。
- ツールの使い方もしっかりレクチャーし、導入後も全力でサポートします。
ご相談はもちろん無料です。「ちょっと話を聞いてみたい」という軽い気持ちで大丈夫ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。お話をお伺いした上で、「思っていたのと違うな」と感じられた場合は、気兼ねなくお断りいただいて構いません。
計画はシンプルに。完璧な計画より、まず始めることが重要
ここまでDX計画の立て方をお伝えしてきましたが、最も大切なことをお伝えします。
それは、「完璧な計画を立てようとしないこと」です。
特に真面目な経営者様ほど、隅々まで計画を練らないと実行に移せないと考えがちです。しかし、変化の速い時代において、計画に時間をかけすぎると、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。
DXは、一度導入して終わり、というものではありません。「まずは小さなことから試してみる(スモールスタート)」→「効果を検証する」→「改善する」このサイクルを回しながら、少しずつ会社を良くしていく活動です。
今回ご紹介した3つのステップで大まかな方向性さえ決まれば、計画としては十分です。
最初の一歩を踏み出すことに不安を感じるかもしれません。しかし、その一歩が、5年後、10年後の会社の未来を大きく変えるきっかけになります。
私たちMAKULは、その勇気ある「最初の一歩」から、DX化によって生まれた時間で会社の未来を描く「戦略立て」まで、トータルでサポートさせていただきます。
大阪府下でDXにお悩みの中小企業様、ぜひ一度、私たちにお話をお聞かせください。
よくあるご質問(Q&A)
Q. パソコンが本当に苦手なのですが、大丈夫でしょうか?
A. はい、全く問題ありません。MAKULでは、専門用語をできるだけ使わず、パソコン操作が苦手な方にも分かりやすく丁寧にサポートいたします。スマートフォンの操作ができればご理解いただける内容がほとんどですので、ご安心ください。
Q. DXにはどのくらいの費用がかかりますか?
A. 目的や導入するツールによって費用は大きく異なりますが、MAKULでは月額100,000円(税込)から、まるで御社の一社員のようにDX推進をサポートするサービスをご提供しています。まずは初月お試しサポート(50,000円)もございますので、お気軽にご利用ください。
Q. 相談したら、必ず契約しないといけませんか?
A. いいえ、そのようなことは一切ございません。初回のご相談・ヒアリングは無料です。私たちのサポート内容にご納得いただけた場合のみ、ご契約へと進みますので、ご安心ください。