- 「新しくホームページを作りたいけど、月額制と買い切り型、どっちの料金体系がいいんだろう?」
- 「今の月額ホームページ、払い続けているけど、これって本当にお得なのかな…?」
中小企業の経営者様から、このようなご相談をいただくことが非常に多いです。初期費用が安い月額制は魅力的に見えますが、長期的な視点を持つと、実は大きな差が生まれることをご存知でしょうか。
結論から申し上げます。
長期的に見て事業の資産となり、トータルコストを最も安く抑えられるのは「買い切り型」のホームページです。
この記事では、なぜそう断言できるのかを、具体的な費用シミュレーションや経理上のメリットを交えながら、専門知識がない方にも分かりやすく解説していきます。ホームページを単なる「経費」ではなく、未来の利益を生み出す「投資」と捉える、賢い選択をするための一助となれば幸いです。
3年間、5年間で支払う総額をシミュレーション比較
まずは、論より証拠。具体的な数字で比較してみましょう。ここでは、一般的な月額制サービスと、私たちの提供する「コミコミ買い切り制作」で、3年間、そして5年間運用した場合の総支払額をシミュレーションします。
- 月額制プランの例: 初期費用0円、月額15,000円
- MAKULの買い切りプラン: 初期費用200,000円(税込)、月額費用0円
期間 | 月額制プラン(月額15,000円) | MAKULの買い切りプラン | 差額 |
---|---|---|---|
1年後 | 180,000円 | 200,000円 | -20,000円 |
3年後 | 540,000円 | 200,000円 | +340,000円 |
5年後 | 900,000円 | 200,000円 | +700,000円 |
いかがでしょうか。一目瞭然ですね。
1年目は買い切り型の方が少しだけ高くなりますが、2年目にはすでにお得になり、3年後には34万円、5年後にはなんと70万円もの差が生まれます。
月額制は、一見すると始めやすいですが、知らず知らずのうちに高額な費用を支払い続ける「サブスクリプションの罠」に陥りがちです。長期的に事業を継続していく上で、この差は決して無視できません。
しかし、買い切り型のメリットは単純な費用だけではありません。実は、会社の経理においても大きなメリットが存在するのです。
「買い切り型」は減価償却できるという経理上のメリット
少し専門的な話になりますが、経営者様にはぜひ知っておいていただきたい重要なポイントです。
ホームページは、会計上「無形固定資産」として扱われます。そして、「買い切り型」で制作したホームページは、この資産として計上し、「減価償却」を行うことができるのです。
減価償却とは?
減価償却とは、ホームページの制作費用を、一括でその年の経費にするのではなく、法律で定められた耐用年数(ソフトウェア扱いのため通常は5年)にわたって分割して経費計上していく会計処理のことです。
減価償却のメリット
- 単年度の利益を圧迫しない: 制作費用を一括で経費にすると、その年の利益が大幅に減少してしまいます。分割計上することで、各年の利益の変動を抑え、安定した経営指標を保つことができます。
- 長期的な節税効果: 5年間にわたって継続的に経費を計上できるため、安定した節税効果が期待できます。
仮に20万円のホームページを5年で減価償却する場合、毎年4万円ずつを経費として計上できます。これは、賢明な財務戦略の一つと言えるでしょう。
(※正確な会計処理については、顧問税理士にご確認ください。参考:国税庁 タックスアンサー No.5461 ソフトウェアの取得価額と耐用年数)
このように、キャッシュフローだけでなく税務面でもメリットがあるのが買い切り型の特徴です。さらに、将来発生するであろう「見えないコスト」も削減できるという強みがあります。
自分で更新することで、将来の更新費用も削減できる
ホームページは作って終わりではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。「お知らせを更新したい」「新しいサービスのページを追加したい」といった場面は必ず出てきます。
月額制のサービスにありがちなのが、「簡単な更新や修正にも、都度追加費用や時間がかかる」という問題です。 なぜなら、ホームページの管理権限が制作会社側にある「賃貸」のような状態だからです。
一方で、私たちの提供するWordPressを使用した「買い切り型」ホームページは、納品と同時にすべてのデータと所有権がお客様のものになります。 これにより、以下のような大きなメリットが生まれます。
- ブログ感覚で自分で更新できる: 専門知識は不要です。 新着情報や施工実績、コラムなどを、いつでも好きなタイミングで、費用をかけずにご自身で追加・編集できます。
- 情報発信のスピードが上がる: 業者に依頼する手間と時間がなくなるため、キャンペーン情報などをスピーディーに発信でき、ビジネスチャンスを逃しません。
- サイトが資産として育っていく: ご自身で情報を更新し続けることで、ホームページの内容が充実し、Googleなどの検索エンジンからの評価(SEO)が高まります。 これにより、広告費をかけずとも自然な検索流入が増え、ホームページ自体が強力な「集客装置」へと成長していくのです。
私たちMAKULでは、ITが苦手な方でも安心してご自身で更新できるよう、「オーダーメイドの管理マニュアル動画」を無料でお渡ししています。さらに「永年無償サポート」も付いていますので、操作に迷った際もいつでもご相談いただけます。
このように、買い切り型は単に支払総額が安いだけでなく、更新の自由度を高め、事業成長を加速させる「投資」と言えるのです。
賢い経営者がホームページを「コスト」ではなく「投資」と考える理由
ここまでお読みいただいた方は、ホームページ制作の費用対効果について、新たな視点をお持ちいただけたのではないでしょうか。
賢明な経営者様は、ホームページを単なる「コスト(経費)」とは考えません。将来、支払った金額以上のリターンを生み出すための「投資」と捉えています。
- コストとは: 支払ったら戻ってこない、消費される費用。(例:事務所の家賃、消耗品費)
- 投資とは: 将来の利益や価値を生み出すために投下する資本。(例:設備投資、人材育成)
では、なぜ「買い切り型」ホームページが「投資」になるのでしょうか。それは、ホームページが会社の永続的な「資産」になるからです。
- 集客資産になる: 適切にSEO対策を施されたホームページは、24時間365日、文句も言わずに働き続ける「自動営業マン」となります。ブログなどを更新し続けることでその価値は高まり、新たな見込み客を連れてき続けてくれます。
- ブランド資産になる: テンプレートではない、貴社の魅力や強みを最大限に引き出すオリジナルデザインのホームページは、企業の信頼性やブランドイメージを格段に向上させます。 名刺交換をした相手が最初に訪れる場所だからこそ、しっかりとしたホームページは「信頼の証」となるのです。
- 情報資産になる: 長年にわたって更新してきた実績紹介やお客様の声、専門的なノウハウをまとめたブログ記事は、他社には真似できない唯一無二の情報資産となります。この情報資産が、顧客からの信頼を獲得し、最終的な受注へと繋がります。
私たちMAKULがご提供しているのは、単に制作するだけのホームページではありません。これら3つの資産価値を最大限に高め、貴社の事業成長に貢献し続ける「仕組み」そのものです。 だからこそ、私たちは安価なテンプレート制作ではなく、一社一社に合わせた品質とサポートをコミコミ価格でご提供することにこだわっています。
ホームページは「賃貸」で家賃を払い続けるのではなく、将来価値が上がる「持ち家」として所有する。その方が、長期的に見て圧倒的に賢い選択だとは思いませんか?
Q&A よくあるご質問
Q1. 月額制のメリットは全くないのでしょうか?
A1. もちろん、月額制にもメリットはあります。最大のメリットは、初期費用を大幅に抑えられる点です。ただし、記事で解説した通り、長期的に見ると総支払額が高額になる傾向があります。また、解約するとホームページ自体がなくなってしまうケースも多いため、契約内容は注意深く確認する必要があります。
Q2. 買い切りだと、その後のサーバーやドメインの費用はどうなりますか?
A2. はい、ホームページを公開し続けるためには、土地代にあたる「サーバー費用」と、住所にあたる「ドメイン費用」が別途必要になります。 これは月額制でも買い切り型でも同様にかかる費用で、年間で15,000円程度が目安です。詳しくは、こちらの記事「ホームページ制作費以外にも必要?サーバーとドメインの費用を徹底解説!」で解説しています。
Q3. 減価償却について、もう少し詳しく知りたいです。
A3. 減価償却は、高額な資産を取得した際に、その費用を一度に経費にするのではなく、耐用年数に応じて分割して経費計上する会計ルールです。これにより、各年度の損益のブレを少なくし、安定した経営状態を示すことができます。ホームページ(ソフトウェア)の法定耐用年数は5年と定められています。