- 「そろそろ自社もホームページを持つべきか…」
- 「今のサイト、古くて何も役に立っていないな…」
大阪府下で事業を営む経営者の皆様、そして全国の中小企業の担当者様、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。しかし、「とりあえず作ろう」という考えでホームページ制作を進めてしまうのは、非常にもったいない結果を招く可能性があります。
なぜなら、ホームページ制作の成功は、制作に着手する前の「目的設定」で9割が決まると言っても過言ではないからです。
この記事では、ホームページの目的設定がいかに重要か、そして明確な目的がどのようにしてビジネスの成果に結びつくのかを、具体的な事例を交えながら分かりやすく解説します。この記事を読み終える頃には、貴社がホームページで達成すべきゴールが明確になっているはずです。
「とりあえず作った」サイトが辿る悲しい末路
私たちMAKUL(メイクル)は、これまで200社以上のホームページ制作に携わってきましたが、残念ながら目的が曖昧なまま作られてしまい、本来の役割を果たせていないサイトを数多く見てきました。
具体的には、以下のような状況に陥りがちです。
- 誰にも見られない「幽霊サイト」になる
目的がなければ、誰に何を伝えたいのかが不明瞭になります。結果として、検索しても全く表示されず、存在しないのと同じ状態になってしまいます。 - 問い合わせが一件も来ない
デザインは綺麗でも、お客様が「問い合わせをしたい」と思うような情報や仕組みが設計されていないため、電話が鳴ることもメールが届くこともありません。 - 更新が面倒で放置される
何を更新すれば成果に繋がるのかが分からないため、次第に更新が面倒になり、何年も前の情報が掲載されたまま…。これでは、かえって会社の信頼性を損ないかねません。 - 「高い月額費を払い続けるだけ」の負債になる
成果が出ないにもかかわらず、管理費用だけが毎月発生し、事業の足を引っ張る「負債」となってしまうケースも少なくありません。
これらは、決して他人事ではありません。ホームページという投資を無駄にしないためにも、まずは明確な「羅針盤(=目的)」を定めることが何よりも重要なのです。
では、目的を明確にすると、ホームページはどのように生まれ変わるのでしょうか。次に、私たちのクライアント様の成功事例をご紹介します。
【事例紹介】目的設定で問い合わせ数を3倍にした大阪のBtoB企業
ここで、目的設定を見直すことで劇的な成果を上げた、大阪府内の製造業A社の事例をご紹介します。(※クライアント様の情報を基にした架空の事例です)
Before:目的が曖昧だった旧サイト
A社は高い技術力を持っていましたが、以前のホームページは「とりあえず作った」もので、製品のスペックを並べただけの、まるでカタログのようなサイトでした。
- 当時の目的: 「自社の技術力を知ってもらいたい」という漠然としたもの。
- サイトの内容: 専門用語が多く、誰に何を伝えたいのかが分かりにくい。
- 結果: アクセスはほとんどなく、ホームページ経由の問い合わせは年に数件程度でした。
MAKULの提案:目的の再設定とターゲットの明確化
私たちはA社に詳細なヒアリングを行い、ホームページで本当に達成したいことを深掘りしました。その結果、見えてきた真の目的は「技術的な課題を持つ企業の開発担当者から、具体的な技術相談の問い合わせを獲得すること」でした。
そこで、私たちは以下の提案をしました。
- 目的の再定義:
漠然とした「技術力のアピール」から、「新規の技術相談を獲得する」という具体的なゴールを設定。 - ターゲットの明確化:
サイトを閲覧する人物を「企業の開発担当者」に絞り込み。 - コンテンツの企画:
ターゲットが求めるであろう「技術課題の解決事例」や「専門的な技術情報を解説するブログ」をコンテンツの主軸に据えることをご提案しました。
After:24時間働く自動営業マンへ
リニューアル後、A社は私たちがご提案した方針に沿って、専門的な技術ブログや詳細な導入事例を着実に更新していきました。
結果:
- 専門性の高いコンテンツが検索エンジンに評価され、「技術名+課題」といったキーワードで検索した見込み客からのアクセスが急増。
- サイト上で課題解決のヒントを得た開発担当者から、具体的な相談が舞い込むように。
- 結果として、ホームページ経由の問い合わせ数はリニューアル前の3倍に増加し、これまで接点のなかった大手企業との取引にも繋がりました。
この事例から分かるように、ホームページの目的を明確にし、そこから逆算して設計することで、サイトは単なる会社案内ではなく、貴社の魅力を発信し続ける「24時間働く自動営業マン」に生まれ変わるのです。
貴社の目的は?よくあるホームページの目的タイプ5選
A社の事例は「新規顧客獲得」が目的でしたが、ホームページの目的は企業によって様々です。ここでは、中小企業様によくあるホームページの目的を5つのタイプに分類してご紹介します。
貴社がどのタイプに最も近いか、ぜひチェックしてみてください。
目的タイプ | 主なターゲット | 必要なコンテンツ例 | 目指すゴール(KPI例) |
---|---|---|---|
1. 新規顧客の獲得 | 自社のサービスや商品を探している潜在顧客 | サービス紹介、強み、料金、お客様の声、導入事例、お役立ちブログ | 問い合わせ件数、資料請求数、見積もり依頼数 |
2. 企業ブランディング・信頼性向上 | 顧客、取引先、金融機関、求職者 | 会社概要、事業内容、代表挨拶、ビジョン、実績紹介、プレスリリース | サイトの滞在時間、指名(社名)検索での流入数、メディア掲載数 |
3. 人材採用・リクルート | 求職者(新卒・中途) | 募集要項、社員インタビュー、福利厚生、キャリアパス、企業文化が伝わるブログ | 応募数、採用サイトへの遷移数、説明会への申込数 |
4. 商品・サービスのオンライン販売 | 一般消費者、法人顧客 | 商品詳細ページ、購入者のレビュー、特集ページ、利用ガイド | 売上高、購入転換率(CVR)、カート放棄率の低下 |
5. 情報提供・顧客サポート | 既存顧客、製品・サービスのユーザー | お知らせ、よくある質問(FAQ)、オンラインマニュアル、メンテナンス情報 | 電話やメールでの問い合わせ削減数、顧客満足度の向上 |
もちろん、これらの目的を複数兼ね備えることも可能です。大切なのは、「最も優先すべき目的は何か?」を明確にすることです。一番の目的が決まれば、サイト全体の構成やデザインの方向性も自ずと定まってきます。
目的から逆算したコンテンツ企画の重要性
ホームページの目的が決まったら、次に行うべきは「目的を達成するためのコンテンツ(掲載内容)は何か?」を考えることです。
私たちが思うに、成果の出るホームページは、必ずこの逆算思考で設計されています。
- Goal(ゴール): 誰に、どうなってほしいのか?(例:開発担当者から、技術相談の問い合わせがほしい)
- Target(ターゲット): その「誰か」は、どんな情報を求めているのか?(例:自社の課題を解決できる技術情報や実績を探している)
- Contents(コンテンツ): では、そのターゲットにどんな情報を提供すれば、ゴールに導けるか?(例:技術の優位性が分かるデータや、同様の課題を解決した導入事例を見せる)
MAKUL(メイクル)のホームページ制作では、この「目的からの逆算設計」を最も重視しています。お客様のビジネスを深く理解するためのヒアリングを徹底し、貴社の強みやブランドイメージが最大限伝わる、完全オリジナルデザインのサイトを設計します。
見た目が綺麗なだけのサイトは作りません。納品後、お客様自身が情報を発信していくことで、サイトの集客力が育っていく。そんな未来の売上や信頼を育てる「仕組み(=資産)」としてのホームページをご提供することをお約束します。 詳しくは、私たちのWebマーケティング戦略に関する考え方もご覧ください。
まとめ:成果の出るホームページは「目的設定」から
今回は、ホームページ制作における「目的設定」の重要性について、失敗例や成功事例を交えて解説しました。
- 「とりあえず作る」ホームページは、誰にも見られず成果も出ない「負債」になりがち。
- 「誰に、どうなってほしいか」という目的を明確にすることで、サイトは「24時間働く営業マン」に変わる。
- 目的が決まれば、必要なコンテンツやデザインの方向性が自ずと見えてくる。
ホームページは、ただ作ることを目的にしてはいけません。貴社のビジネス上の目的を達成するための「強力な手段」なのです。
「自社の目的がまだハッキリしない…」
「目的設定からプロに相談したい」
もしそう思われましたら、ぜひ一度、MAKUL(メイクル)の無料相談をご利用ください。私たちは、大阪を拠点に全国の中小企業様のパートナーとして、無理な営業は一切せず、貴社のビジネスにどう貢献できるかを一緒に考えさせていただきます。
完全買い切り・月額費用不要で、事業の資産となるホームページにご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問(Q&A)
Q1. ホームページを作る目的がまだ曖昧なのですが、相談できますか?
はい、もちろんです。多くのお客様が、最初は目的が漠然とした状態からご相談に来られます。MAKULの無料ヒアリングでは、貴社の事業内容や課題をじっくりお伺いし、ホームページで達成すべき最適な目的を一緒に見つけるお手伝いをいたしますので、ご安心ください。
Q2. 複数の目的がある場合、どうすれば良いですか?
複数の目的を持つこと自体は問題ありません。大切なのは「優先順位」を決めることです。例えば「新規顧客獲得」を最優先としつつ、「採用強化」にも繋がるような見せ方を考える、といった設計が可能です。まずは一番達成したいゴールを定め、そこからサイト全体の構成を組み立てていきましょう。
Q3. 目的を達成するために、具体的にどんな機能が必要になりますか?
目的によって必要な機能は異なります。例えば、新規顧客獲得が目的なら「分かりやすい問い合わせフォーム」や「ブログ機能」が重要になりますし、採用目的なら「エントリーフォーム」が必要です。MAKULのコミコミ基本料金には、一般的な目的に対応できる機能が全て含まれていますのでご安心ください。