- 「ホームページを作ったのに、全く問い合わせが来ない…」
- 「どうすればGoogle検索で上位に表示されるんだろう?」
大阪府下の中小企業の経営者様から、このようなご相談をいただくことがよくあります。そのお悩みを解決する鍵こそがSEO対策です。
こんにちは、大阪で中小企業様のホームページ制作を手掛けるMAKUL(メイクル)です。私たちはこれまで200社以上の制作実績を通じて、多くの企業様のWeb集客をサポートしてきました。
この記事では、「SEOって何?」という初心者の方から、「一度挑戦したけど挫折した…」という経験者の方まで、誰もが理解し実践できるよう、SEO対策の基本から応用までを網羅的に解説します。専門用語はできるだけかみ砕いて説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
SEOとは何か?未来の売上を育てる「資産」です
まず、SEOの基本から押さえましょう。
SEO(検索エンジン最適化)の定義
SEOとは “Search Engine Optimization” の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。簡単に言えば、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自社のホームページを上位に表示させるための一連の施策のことです。
上位表示されることで、自社のサービスや商品を探している潜在的なお客様にホームページを見つけてもらいやすくなり、結果として問い合わせや売上の増加に繋がります。
SEOと運用型広告の違い
Web集客には、SEOの他にリスティング広告などの「運用型広告」もあります。両者の違いを表で見てみましょう。
項目 | SEO対策 | 運用型広告 |
---|---|---|
即効性 | △(時間がかかる) | ◎(すぐに出稿できる) |
持続性 | ◎(資産になる) | ×(費用を止めると消える) |
費用 | コンテンツ制作等の手間はかかるが、広告費は不要 | クリックされるたびに費用が発生 |
クリック率 | 広告より高い傾向にある | 低い傾向にある |
例えるなら | 時間をかけて育てる「自社の畑」 | お金で借りる「貸し農園」 |
運用型広告は即効性がありますが、費用を止めれば効果はゼロになります。一方、SEOは効果が出るまでに時間はかかりますが、一度上位表示されれば継続的に集客が見込める「資産」となります。
MAKULが提供する「完全買い切り」のホームページは、この「資産」を作るための最適な土台となります。月額費用を払い続ける「賃貸」のホームページではなく、貴社の「持ち家」として、じっくりと集客力を育てていくことができるのです。
検索エンジンの仕組みを知ろう
SEO対策を行う上で、GoogleがどのようにWebページを見つけ、順位を付けているのか、その裏側を知ることは非常に重要です。
検索エンジンの役割
検索エンジンの仕事は、インターネット上に無数に存在する情報の中から、ユーザーが検索したキーワードに対して「最も役立つ」と思われるページを探し出し、順番に並べて提示することです。
この一連の流れは、大きく4つのプロセスに分かれています。
- Discover(発見): Googleのロボット(クローラー)が、新しいページや更新されたページをリンクを辿って発見します。
- Crawl(クロール): 発見したページの内容(文章や画像、HTML構造など)を読み取ります。
- Index(インデックス): 読み取った情報の中から「価値がある」と判断したページを、巨大なデータベースに登録します。ここに登録されて初めて、検索結果に表示される候補となります。
- Ranking(順位付け): ユーザーが検索したキーワードに対し、データベースの中から関連性が高く、信頼できるページを独自のアルゴリズムで評価し、順位を付けて検索結果に表示します。
私たちWebサイト制作者の仕事は、このGoogleのロボットがスムーズに仕事を進められるように、サイトの構造を整え、分かりやすい情報を提供してあげることです。MAKULのホームページ制作では、この「クロールされやすいサイト構造(クローラビリティ)」を標準で設計しています。
Googleは何を評価しているのか?アルゴリズムの考え方
Googleが目指しているのは、「ユーザーにとって最も有益で、関連性が高く、使い勝手の良いページを検索結果に表示すること」です。このシンプルな理想を実現するために、Googleは200以上もの評価項目を持つ複雑なアルゴリズムを使用しています。
その中でも、特に重要視されているのがE-E-A-Tという考え方です。
最重要概念「E-E-A-T」とは?
E-E-A-Tは、以下の4つの言葉の頭文字を取ったもので、Googleがページの品質を評価するための非常に重要な指標です。
- Experience(経験): 記事の執筆者が、そのテーマについて実際の経験を持っているか。
- Expertise(専門性): 執筆者が、そのテーマについて専門的な知識やスキルを持っているか。
- Authoritativeness(権威性): 執筆者やサイトが、その分野の第一人者として社会的に認められているか。
- Trust(信頼性): 上記3つを総合した、ページやサイト全体の信頼度。E-E-A-Tの中心となる最も重要な要素です。
例えば、「大阪の税理士」を探しているユーザーにとって、税理士資格を持つ人が自身の経験に基づいて書いた記事と、匿名のライターが書いた記事では、どちらが信頼できるでしょうか?答えは明白ですよね。
特に、お金や健康に関する情報(YMYL – Your Money or Your Life)を扱うサイトでは、このE-E-A-Tが極めて厳しく評価されます。
私たちMAKULがテンプレートを使わず、一社一社ヒアリングを重ねてオリジナルデザインのホームページを制作する理由も、ここにあります。貴社ならではの経験や専門性をデザインやコンテンツで表現し、「この会社は信頼できる」とユーザーとGoogleの両方に伝えることが、SEO対策の第一歩なのです。
SEO対策の3つの柱
SEO対策は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。これらはどれか一つだけを行えば良いというものではなく、三位一体で取り組むことが重要です。
1. 内部対策
内部対策とは、自分のホームページの「内部」を最適化する施策です。目的は、Googleのクローラーにサイトの情報を正しく、そして効率的に認識してもらうことです。家づくりに例えるなら、訪問者(ユーザーやクローラー)が迷わないように、しっかりとした設計図を引いて、分かりやすい案内板を設置するイメージです。
- 主な施策: HTMLタグの最適化、表示速度の改善、スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)、サイト構造の整理、内部リンクの設置など。
2. 外部対策
外部対策とは、自分のホームページの「外部」からの評価を高める施策です。主に、他のウェブサイトから自社サイトへ向けられたリンク(被リンク)を獲得することが中心となります。これは、多くの人から「あのお店、おすすめだよ」と口コミを広めてもらうようなものです。信頼できる多くのサイトから紹介されれば、Googleからの評価も高まります。
- 主な施策:質の高いコンテンツを作成し、自然にリンクしてもらう(ナチュラルリンク)、SNSでの言及(サイテーション)を増やすなど。
3. コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に応える「質の高いコンテンツ(情報)」を作成・発信することで、検索エンジンからの流入を狙う施策です。ユーザーが抱える悩みや疑問に対して、的確で分かりやすい答えを記事やページとして提供することが、この施策の核となります。上記の内部対策と外部対策は、このコンテンツSEOの効果を最大化するための土台とも言えます。
- 主な施策:キーワード調査、ターゲットユーザーの設定、ブログ記事やお役立ちページの作成など。
SEO対策の基本的な流れ(戦略フェーズ)
具体的な施策に入る前に、最も重要な「戦略」を立てる必要があります。ここを間違えると、どんなに頑張っても成果には繋がりません。
Step1. 目的を定める
まず、「SEO対策を通じて何を達成したいのか」を明確にします。
- 売上増加: 「大阪 リフォーム」で検索された時に上位表示させて、問い合わせを月10件獲得したい。
- 認知度向上: 自社の新しいサービスを知ってもらうために、関連するキーワードで多くのアクセスを集めたい。
目的によって、狙うべきキーワードや作るべきコンテンツは全く異なります。
Step2. キーワード戦略を設計する(最重要)
目的が決まったら、どんなキーワードで上位表示を目指すかを設計します。
- キーワード調査:
- お客様はどんな言葉で検索するだろうか?
- 競合他社はどんなキーワードで集客しているか?
- そのキーワードは月にどれくらい検索されているか?(検索ボリューム)
- キーワード選定:
- 自社の強みと関連性が高いか?
- 売上や問い合わせに繋がりやすいか?
- 上位表示の難易度はどれくらいか?
特に、サイトを立ち上げたばかりでドメインパワーが弱い場合は、検索ボリュームは少ないけれど成約に繋がりやすい「ロングテールキーワード」を狙うのが定石です。
- ビッグキーワード:
ホームページ制作
(競合が多く、難易度が高い) - ロングテールキーワード:
大阪市 ホームページ制作 買い切り
(検索する人は少ないが、目的が明確で熱意が高い)
MAKULでは、お客様のビジネスや競合状況を徹底的に分析し、成果に繋がる最適なキーワード戦略をご提案します。闇雲に記事を作るのではなく、ゴールから逆算した設計が成功の鍵です。
SEO対策の具体的なステップ(実践フェーズ)
戦略が決まったら、いよいよ具体的な施策の実行です。先ほど説明した「3つの柱」を、実際のアクションに落とし込んでいきましょう。
1. 記事を執筆する(コンテンツSEO)
検索ユーザーの疑問や悩みに答える、質の高い記事を作成します。
- 検索意図の深掘り: ユーザーがそのキーワードで検索した「本当の目的」は何かを深く考えます。表面的な答えだけでなく、その裏にある潜在的なニーズまで満たすことが重要です。
- 構成の作成: 記事の骨子となる構成案を作成します。ここで記事の品質の8割が決まると言っても過言ではありません。
- ライティング: 専門的な内容でも分かりやすい言葉で、論理的に記述します。読者が次に行動を起こせるレベルの具体性が求められます。
- 品質の担保: 誰が書いたか分からない情報ではなく、「〇〇の専門家である私」が「独自の経験」に基づいて書いている、というE-E-A-Tを意識した内容を盛り込みます。オリジナルの写真や図解を入れることも非常に効果的です。
2. 内部施策の実行
Googleのロボットがサイトの内容を正しく理解し、ユーザーが快適に閲覧できるようにサイト内部を最適化します。
- HTML構造の最適化:
- タイトルタグ: 記事の内容を的確に表し、クリックしたくなるような30文字程度のタイトルを付けます。
- メタディスクリプション: 検索結果に表示される記事の要約文です。順位への直接的な影響はありませんが、クリック率(CTR)に大きく影響します。
- 見出し(hタグ): h1, h2, h3…と正しい階層で見出しを使い、文章構造を分かりやすくします。
- ページスピードの改善: ページの表示速度は、Googleが順位決定要因の一つだと公言しています。ユーザーを待たせない高速なサイトは、SEOにおいても有利です。
- 内部リンクの最適化: 関連する記事同士をリンクで繋ぐことで、ユーザーの回遊性を高め、Googleにサイトの全体像を伝えやすくします。
これらの内部施策は専門的な知識が必要ですが、ご安心ください。MAKULの「コミコミ買い切り制作」プランには、最新のSEO内部対策が標準で実装されています。貴社のホームページを、公開時点から「戦える」状態に仕上げます。
3. 外部施策の実行
他のサイトから自社サイトへのリンク(被リンク)を獲得する施策です。第三者からの「おすすめ」として、Googleは被リンクを非常に重視します。
- 質の高い被リンク: 関連性の高いテーマを扱う、信頼できるサイトからのリンクは価値が高いと評価されます。
- サイテーション(言及): サイト名や会社名が、SNSや他のメディアで言及されることも、間接的にSEOへ良い影響を与えます。
質の高いコンテンツを作り、それを発信し続けることで、自然と被リンクやサイテーションは増えていきます。
まとめ:SEOは「総合格闘技」。でも、一人で戦う必要はありません。
ここまで見てきたように、現在のSEO対策は、一つの「秘策」で順位が上がるような単純なものではなく、戦略、コンテンツ、技術的な最適化などを地道にやり切る「総合格闘技」となっています。
「なんだか、すごく大変そう…」
「専門知識がないと無理なのでは?」
そう感じられたかもしれません。確かに、これらすべてを自社で、しかも本業の傍らで完璧に行うのは非常に困難です。
だからこそ、私たちのような専門家をパートナーとして活用してください。
MAKULのホームページ制作は、ただデザインの良いサイトを作るだけではありません。今回ご紹介したSEOの基本をすべて盛り込み、納品後もお客様ご自身で情報を発信し、サイトの価値(資産)を高めていける「仕組み」をご提供します。
ITが苦手な方でもブログ感覚で更新できるよう、貴社専用の「オーダーメイド管理マニュアル動画」を無料でお渡ししますし、「永年無償サポート」で公開後の疑問にもずっと寄り添います。
SEO対策の効果が出るまでには、Googleが公式に「4ヶ月から1年」と述べているように、ある程度の時間が必要です。しかし、正しい方法で継続すれば、必ず未来のビジネスを支える強力なエンジンとなります。
その第一歩を、私たちMAKULと一緒に踏み出しませんか?
無理な営業は一切いたしません。まずは貴社のビジネスについて、そしてWebで実現したい夢について、お話をお聞かせください。
よくある質問(Q&A)
Q1. SEO対策はどれくらいで効果が出ますか?
A1. 一概には言えませんが、Googleは公式サイトで「成果が出るまで4か月から1年かかる」と示唆しています。サイトの状況や競合の強さにもよりますが、中長期的な視点で取り組むことが重要です。
Q2. PCが苦手なのですが、本当に自分でも更新できますか?
A2. ご安心ください。MAKULでは、ブログを書くような簡単な操作で更新できる仕組み(WordPress)を導入しています。さらに、お客様専用の操作マニュアル動画をお渡ししますので、いつでも見返しながら作業を進めていただけます。
Q3. SEO対策に追加で費用はかかりますか?
A3. MAKULの制作プランには、基本的な内部SEO対策は全てコミコミ価格に含まれています。お客様ご自身でブログを更新する分には、もちろん追加費用はかかりません。本格的なコンテンツマーケティング支援をご希望の場合は、別途ご相談ください。