- 「多額の費用をかけてホームページを作ったのに、全く問い合わせが来ない…」
- 「Webサイトで売上を伸ばしたいけど、何から手をつければいいのか分からない…」
大阪府下で多くの経営者様とお話しする中で、私たちはこのような切実な悩みを数多くお聞きしてきました。実は、成果の出ないホームページに共通する原因のほとんどは、制作前の「目標設定」が曖昧なことにあります。
この記事では、なぜ目標設定が重要なのかを解説し、大阪の中小企業がWebサイトで売上を伸ばすために欠かせない具体的な目標設定の3ステップを、専門知識がない方にも分かりやすくご紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたの会社のホームページが「ただ存在するだけ」から「売上を生み出す強力な営業マン」に変わるための、最初の一歩が踏み出せるはずです。
ステップ1:現状のビジネス課題を洗い出す
ホームページの目標設定で最も重要なことは、いきなりホームページのことを考えないことです。まずは一歩引いて、あなたの会社が現在抱えている「ビジネス全体の課題」をすべて書き出すことから始めましょう。
なぜなら、ホームページはあくまでビジネス課題を解決するための「手段」であり、目的ではないからです。売上、採用、ブランディングなど、会社が抱える根本的な課題を明確にしないままホームページ制作を進めてしまうと、的はずれなサイトが出来上がってしまいます。
【課題の洗い出し例】
- 売上・集客の課題
- 新規顧客からの問い合わせが少ない
- 特定のサービスや商品の売上が伸び悩んでいる
- リピート客が定着しない
- 大阪市内だけでなく、府外からの顧客も獲得したい
- 人材・採用の課題
- 求人を出しても応募が来ない
- 会社の魅力が伝わらず、優秀な人材を逃している
- 認知度・ブランディングの課題
- 競合他社との違いを明確に打ち出せていない
- 会社の信頼性や専門性が顧客に伝わっていない
- 業務効率の課題
- 電話での簡単な問い合わせ対応に時間が取られている
- 資料請求の対応が手間で、営業活動に集中できない
まずは難しく考えず、思いつくままに箇条書きで書き出してみてください。この「課題の棚卸し」こそが、成果の出るホームページ制作の羅針盤となります。
さて、ビジネス課題が明確になったら、次はいよいよホームページに焦点を当てていきます。
ステップ2:ホームページに与える具体的な役割(KGI)を決める
ステップ1で洗い出したビジネス課題の中から、「ホームページを使って解決したい最優先の課題は何か?」を一つ選び、具体的な数値目標を設定します。これをマーケティング用語でKGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)と呼びます。
難しく聞こえるかもしれませんが、要するに「ホームページにおける最終ゴール」のことです。このゴールが明確であればあるほど、制作するホームページのデザインや必要な機能、載せるべき情報がブレなくなります。
多くの場合、このKGIが曖昧なまま「とりあえず綺麗なサイトを」と進めてしまい、失敗するケースがあります。だからこそ、私たちは制作前のヒアリングで、お客様のビジネス課題を深く理解することに最も時間をかけています。
【KGIの設定例】
ビジネス課題 | ホームページに与える役割(KGI) |
---|---|
新規顧客からの問い合わせが少ない | ホームページ経由の問い合わせを月10件獲得する |
特定商品の売上が伸び悩んでいる | EC機能付きサイトで特定商品の月商50万円を達成する |
優秀な人材を確保したい | 採用サイトからの応募を月5件獲得する |
資料請求の対応が手間 | 資料ダウンロード数を月30件にし、見込み客リストを獲得する |
ポイントは、「いつまでに」「何を」「どれくらい」達成したいのかを具体的に設定することです。例えば、「問い合わせを増やす」という曖昧な目標ではなく、「1年以内に、ホームページ経由の問い合わせを月10件獲得する」と設定することで、ゴールが明確になります。
最終ゴール(KGI)が決まれば、そこへ向かう道のりが具体的に見えてきます。次のステップでは、その道のりをさらに細かく見ていきましょう。
ステップ3:達成度を測るための指標(KPI)を設定する
最終ゴールであるKGIを達成するためには、そこに至るまでの中間目標をいくつか設定し、定期的に進捗を確認する必要があります。この「中間目標」のことをKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)と呼びます。
KGIがマラソンの「ゴールテープ」だとすれば、KPIは「5km地点」「10km地点」といったチェックポイントのようなものです。各チェックポイントを順調に通過できているかを確認することで、ゴールに向かって正しく進めているかが分かり、もし遅れていれば戦略を修正することができます。
【KGIとKPIの具体例】
最終ゴール(KGI) | 中間目標(KPI)の例 |
---|---|
ホームページ経由の問い合わせを月10件獲得する |
|
採用サイトからの応募を月5件獲得する |
|
KPIを設定することで、ホームページ公開後に「アクセス数が足りないから、SEO対策やブログ記事の追加が必要だ」「フォームの完了率が低いから、入力項目を減らす改善をしよう」といった具体的な改善アクションに繋げることができます。
ここまでが、成果を出すための目標設定3ステップです。しかし、この計画を絵に描いた餅で終わらせないためには、もう一つ重要なことがあります。
目標達成を支援する制作会社の選び方
ここまでお読みいただき、「目標設定は重要そうだけど、自社だけでやるのは難しそうだ…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。その通りです。特に専門知識がない場合、適切なKGI・KPIを設定し、それを達成できるホームページを設計・構築するのは非常に困難です。
だからこそ、ホームページ制作会社選びが何よりも重要になります。
ただ言われた通りに作るだけの制作会社ではなく、あなたの会社のビジネス課題に真摯に耳を傾け、どうすればホームページでその課題を解決できるのかを一緒に考え、目標設定から伴走してくれるパートナーを選ぶべきです。
【目標達成を支援する制作会社のチェックポイント】
- ビジネスの課題や目標について、丁寧にヒアリングしてくれるか?
- 目標達成のために必要な機能や設計を具体的に提案してくれるか?
- 公開後の運用や改善(PDCA)まで見据えたサポート体制があるか?
- 料金体系が明確で、必要なものが含まれているか?
ホームページ制作は、作って終わりではありません。設定した目標(KGI)を達成するために、公開後にコンテンツを更新したり、KPIの数値を見ながら改善を繰り返したりすることが不可欠です。
私たちメイクルは、大阪を拠点に多くの中小企業様のホームページ制作をお手伝いしてきました。私たちが提供するのは、単なるホームページという「モノ」ではなく、お客様のビジネス課題を解決し、未来の売上を育てるための「仕組み」です。
もし、あなたがWebサイトの目標設定で迷っていたり、今のホームページに課題を感じていたりするなら、ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。無理な営業は一切いたしません。貴社のビジネスが成功するための一番のパートナーとして、一緒に課題解決の道筋を考えさせていただきます。
関連リンク:
メイクルのホームページ制作サービス詳細はこちら
制作実績はこちら
まとめ
今回は、Webサイトで売上を伸ばすための目標設定3ステップについて解説しました。
- ステップ1:現状のビジネス課題を洗い出す
- ステップ2:ホームページに与える具体的な役割(KGI)を決める
- ステップ3:達成度を測るための指標(KPI)を設定する
成果の出るホームページ制作は、この「制作前の準備」で9割が決まると言っても過過言ではありません。
ぜひこの3ステップに沿って、自社のホームページの目的を整理してみてください。そして、その目標達成を本気でサポートしてくれる制作会社をパートナーに選んでください。
この記事が、大阪、そして全国で頑張る中小企業の皆様の、Webサイト活用のヒントになれば幸いです。
Q&A
Q1. ホームページの目標設定がなくても制作は依頼できますか?
A1. はい、もちろん可能です。多くのお客様は、具体的な目標が定まっていない段階でご相談に来られます。私たちがヒアリングを重ねる中で、お客様と一緒にビジネス課題を整理し、最適な目標設定をお手伝いしますのでご安心ください。
Q2. KGIとKPIの違いがまだ少し難しいです。
A2. KGIは「最終的なゴール(例:売上100万円)」、KPIは「ゴールまでの中間地点の目標(例:アクセス数1万、購入率1%)」と考えると分かりやすいです。KPIを一つずつクリアしていくことで、最終的なKGI達成に繋がります。
Q3. アクセス解析など全く知識がないのですが、KPIを追いかけることはできますか?
A3. ご安心ください。私たちは納品時に、お客様専用の「オーダーメイド管理マニュアル動画」をお渡ししており、その中でアクセス解析の基本的な見方もご説明しています。また、「永年無償サポート」をご用意しておりますので、いつでもお気軽にご質問いただけます。