「うちのホームページ、ちゃんと機能しているんだろうか…」
大阪で事業を営む経営者様、ウェブ担当者様、こんにちは。ホームページ制作「メイクル」です。
突然ですが、
貴社のホームページ、見にくい、使いにくいといった理由で、大切なお客様を逃しているかもしれません。
せっかく興味を持ってアクセスしてくれたのに、情報が見つけにくかったり、文字が小さすぎて読む気になれなかったり…。それは、お店のドアを開けてくれたお客様を、何も言わずに追い返しているのと同じくらい、もったいないことです。
この記事では、私たちが思う、多くの中小企業様のサイトが陥りがちな「見にくい」3つの理由と、その改善策を具体的に解説します。まずは自社のサイトが当てはまっていないか、チェックするところから始めてみましょう。
理由1:スマホで見た時に文字やボタンが小さすぎる
これは最も多く、そして最も致命的な問題です。今や、企業のウェブサイトがスマートフォンで見られるのは当たり前。総務省の調査によると、2023年時点でスマートフォンの世帯保有率は9割を超えています。
つまり、お客様のほとんどはスマホで貴社のサイトを見ている、ということです。
あなたのサイトは大丈夫?スマホ未対応のリスク
PCでは綺麗に見えても、スマホで見た時に「文字が米粒のように小さい」「リンクやボタンが指で正確に押せない」といった状態になっていませんか?このようなサイトは、ユーザーに強いストレスを与え、即座に離脱(サイトを閉じてしまうこと)されてしまいます。
- 指で拡大(ピンチアウト)しないと読めない
- ボタンが小さすぎて、隣のボタンを間違えて押してしまう
- 横スクロールしないと全体が見えない
一つでも当てはまれば、それは大きな機会損失に繋がっています。せっかく検索して見つけてくれたお客様も、その瞬間に「もういいや」と諦めて、競合他社の見やすいサイトに移ってしまうでしょう。
Googleからの評価も下がる
さらに、スマートフォンへの対応(レスポンシブデザイン)は、Googleの検索順位を決定する上でも非常に重要な要素です。スマホで見にくいサイトは、Googleから「ユーザーにとって不親切なサイト」と判断され、検索結果で上位に表示されにくくなる可能性があります。
つまり、スマホ未対応というだけで、お客様に見つけてもらう機会すら失ってしまうのです。この問題は、次のメニュー構成の問題へと繋がっていきます。
理由2:どこに何の情報があるか分からないメニュー構成
次に多いのが、サイトの案内役である「メニュー」(専門用語でグローバルナビゲーションと言います)が分かりにくいケースです。
お客様は「サービス内容を知りたい」「会社の場所を確認したい」「料金を知りたい」といった目的を持ってサイトを訪れます。その目的のページにすぐに辿り着けないメニューは、ユーザーを迷子にさせてしまいます。
中小企業サイトにありがちな失敗メニュー例
- メニュー項目が多すぎる
「社長挨拶」「企業理念」「沿革」「事業内容」「製品一覧」「サービスA」「サービスB」「採用情報」「IR情報」「社会貢献活動」…のように、項目が多すぎてどこを見ればいいのか分かりません。 - 専門用語や社内用語が使われている
お客様には伝わらない社内だけで通用する言葉がメニュー名になっていて、内容が全く想像できません。 - そもそもメニューの場所が分かりにくい
デザイン性を重視するあまり、どこを押せばメニューが開くのか直感的に分からないサイトも存在します。
これらの問題は、ユーザーが求める情報にたどり着くまでの時間を奪い、ストレスを感じさせてしまいます。結果は、理由1と同じく「サイトからの離脱」です。
「ユーザーファースト」で考える
メニューを考える上で最も大切なのは、「お客様が何を知りたいか?」という視点です。
- サービス内容
- 料金
- 制作実績・お客様の声
- 会社概要(アクセス)
- お問い合わせ
中小企業のホームページであれば、まずはこのあたりを基本に、分かりやすい言葉で整理することが、ユーザーを迷わせないための第一歩です。次のセクションでは、ユーザーをゴールに導く最後の重要な要素について解説します。
理由3:問い合わせボタンが見つけにくい、押しにくい
サイトの最終目的は、お客様からのお問い合わせや注文に繋げることです。そのための最後の砦が「お問い合わせボタン」や「資料請求ボタン」(これらを総称してCTAボタンと呼びます)です。
しかし、このCTAボタンが非常に分かりにくいサイトが後を絶ちません。
機会損失に直結するCTAボタンの失敗例
- どこにあるか分からない
ページの最後までスクロールしないと見つからない、文章の中にひっそりとリンクが紛れているだけ、など。 - ボタンだと認識できない
背景に溶け込むような色だったり、単なるテキストリンクだったりして、押せる場所だと気づいてもらえません。 - 文言が魅力的でない
単に「送信」と書かれているだけで、押したらどうなるのか、どんなメリットがあるのかが伝わりません。
貴社のサイトで商品やサービスに魅力を感じ、「もっと詳しく知りたい」「相談してみたい」と思ったお客様が、最後の最後で問い合わせを諦めてしまう…。これほどもったいないことはありません。
「いつでも」「すぐに」押せるのが理想
理想的なCTAボタンは、ユーザーが「問い合わせたい」と思ったその瞬間に、すぐに見つけられて押せることです。
- 目立つ色を使う
- ページの右上や下部に固定で表示させる
- 「まずは無料で相談する」「詳しい資料をダウンロード」など、行動を促す具体的な言葉を入れる
こうした小さな工夫一つで、お問い合わせの数は大きく変わる可能性があります。では、これらの問題をどう改善していけば良いのでしょうか。
プロに頼まなくてもできる簡単な改善テクニック
ここまで読んで、「うちのサイト、全部当てはまるかも…」と不安になった方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。専門業者に依頼しなくても、今すぐに自分でできる改善の第一歩があります。
1. 自分のスマートフォンでサイトを隅々まで見てみる
まずは、お客様と全く同じ環境で自社のサイトを操作してみてください。PCの画面で見るのとは、全く違う景色が見えるはずです。
- 文字はスムーズに読めますか?
- リンクやボタンは押しやすいですか?
- メニューを開いて、目的のページに迷わずたどり着けますか?
- お問い合わせフォームの入力は面倒ではありませんか?
このチェックだけでも、多くの問題点が見つかるはずです。
2. 家族や友人に「お客様役」としてサイトを使ってもらう
次に、ホームページの知識が全くない第三者に協力してもらいましょう。先入観のない目でサイトを見てもらうことで、制作者側では気づけなかった問題点が浮き彫りになります。
「〇〇の料金を調べてみて」「会社の場所を探してみて」といったお題を出して、その操作の様子を隣で観察させてもらいましょう。「どこ押せばいいの?」「分かりにくいな」といった率直な感想が、改善のヒントになります。
3. 改善の限界とプロに相談するメリット
これらのセルフチェックで表面的な問題点を見つけることはできます。しかし、なぜそうなっているのかという根本的な原因を特定し、サイトの構造から設計し直すには、やはり専門的な知識と技術が必要です。
- レスポンシブデザインへの根本的な修正
- ユーザー導線を考慮したメニューの再設計
- SEO(検索エンジン最適化)を意識したサイト構造の見直し
セルフチェックはあくまで「応急処置」です。本当に集客でき、売上に貢献する「資産」としてのホームページを目指すのであれば、専門家への相談が最も確実な近道です。
メイクルの「コミコミ買い切り制作」では、今回ご紹介したようなUI/UX(ユーザーの使いやすさ)の問題はもちろん、その先の集客戦略まで見据えたホームページを、プロの視点で設計・提案します。
まとめ:見やすいホームページは、会社の信頼そのもの
今回は、大阪の中小企業様のサイトが陥りがちな「見にくい」3つの理由と改善策について解説しました。
- 理由1:スマホ対応ができておらず、文字やボタンが小さい。
- 理由2:メニューが整理されておらず、ユーザーが迷子になる。
- 理由3:問い合わせボタンが分かりにくく、機会を損失している。
ホームページは、24時間365日働く会社の「顔」であり「営業マン」です。その顔が見にくかったり、営業マンが不親切だったりすれば、会社の信頼まで損なわれてしまいます。
「ちょっと見直してみようかな」「プロの意見を聞いてみたいな」と思われたら、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。貴社のビジネスが加速するような、本当に価値のあるホームページをご提案します。
Q&A:よくあるご質問
Q1. なぜスマホ対応(レスポンシブデザイン)がそんなに重要なんですか?
A1. 現在、ほとんどのユーザーがスマートフォンでウェブサイトを閲覧しているためです。スマホで見にくいサイトは、ユーザーがすぐに離脱してしまうだけでなく、Googleからの評価も下がり、検索順位にも悪影響を及ぼす可能性があります。
Q2. ホームページのメニュー項目は、いくつくらいが理想ですか?
A2. 一概には言えませんが、主要なメニューは5〜7個程度に収めるのが理想的です。多すぎるとユーザーが選択肢を吟味できず、かえって混乱させてしまいます。「ユーザーが何を知りたいか」を最優先に、情報を整理・集約することが重要です。
Q3. 良い制作会社と悪い制作会社の見分け方を教えてください。
A3. 見積もりの安さだけで判断しないことが重要です。デザインの良し悪しだけでなく、今回解説したような「ユーザーの使いやすさ(UI/UX)」や、納品後の「集客(SEO対策)」までを視野に入れて提案してくれる会社を選びましょう。また、制作実績やサポート体制を確認することも大切です。メイクルの制作実績はこちらからご覧いただけます。